ハント国際植物画展に入選しました
2013年に描いたシロヨモギがカーネギーメロン大学ハント研究所第16回ハント国際植物画展で入選しました。いつか応募できたらと夢見ていたことが思わぬきっかけから現実となりました。
岩手県久慈川の砂州に元々生えていた植物は3月11日の津波で一掃されたように見えたものの、7月にはシロヨモギや他のたくさんの植物が芽吹いていたそうです。このシロヨモギはその時小さな芽だったものが次の年には初めて花がつき私が訪れた2013年には大きな株になっていました。
この絵を見た方は砂の印象が強く残るようです。砂の色相はその地の鉱物が集積してできています。私は一粒一粒色を確認して砂を描きながら、積み重なってきた時間を写し取りたいと願っていました。
この絵をもし見る機会があったら潮に運ばれて茎にからんだ海草を探してみてください。潮の流れを感じることができると思います。
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